<脳血管疾患を患った患者様へ> 入院前には家族と同じ食事をとれていたのに、退院時には病院から食事の制限が出ることがあります。具体的には、「水分にはトロミが必要です」「食事は刻んでください」などです。 退院される際に飲み込み機能の評価を受け、安全性を重視した栄養管理を行うため、時として口からの食事が誤嚥性肺炎のリスクになると判断される場合もあります。 通常、退院時に病院から提供される食事指導内容に沿って食生活が開始されますが、残念ながら現状ではその食事内容が再度評価され、元々の食事内容に戻っていくことは多くありません。 病院で実施するような検査を、在宅や施設では行えないことがほとんどだからです。 退院後にも適切なリハビリや、口腔ケアなどの感染リスクを下げるサポートを行えば希望の食品を再び食べられるようになることも不可能ではありません。 そのためには退院後も継続的な飲み込み機能の確認と、症状に応じたリハビリが必要です。 リハビリや検査は、退院直後から検討することが理想ですが、時間が経過していてもできることはあります。 当院では、飲み込み機能の評価やリハビリのサポートをさせていただきます。 |
ますだ歯科医院では、2年前から訪問診療による「口腔ケア・摂食嚥下リハビリテーション」を実施しております。口は栄養摂取の入り口であると同時に、全身の感染症の入り口にもなっています。 お口の中を常に清潔に保つことで、「誤嚥性肺炎」を防ぐことができます。 当院では2ヶ月に1回松山から日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士である、歯科医師 湯浅研(ゆあさ けん)先生に来て頂き、診察及び指導を受けております。 令和3年1月からは、在宅での「嚥下内視鏡下検査」の実施も可能になりました。 今までは、総合病院でしか受けられなかった嚥下内視鏡下検査を在宅で受けられることで、 従来では見えなかったのど(咽頭・喉頭)の奥の状態を、目で見て確認することができます。 見えることで、現在の、例えば唾液が溜まってしまっている、食物の残りが溜まっているなどの状態を的確に把握することができます。これによって、食べられる物の評価やリハビリテーションの成果の確認もしやすく、その後の計画も立てやすくなります。 湯浅先生による、訪問での嚥下内視鏡検査ご希望の方・またご家族の方は 当院までご連絡ください。内視鏡検査のみの依頼の場合もご相談ください。 その際、医療保険及び介護保険が必要となり、 その後ケアマネージャーさんへのご連絡も必要となりますのでご了承ください。 |
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