愛媛県宇和島市の歯科医院  医療法人真穂会 ますだ歯科医院 【歯周病治療・予防歯科・小児矯正・インプラント治療・ホワイトニング】
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抜歯の原因で注目の「歯根破折」

「歯根破折」とは、歯の根っこが割れることです。
歯の根っこが割れてしまうと、そこから細菌が入り込み感染を起こすと痛みや腫れという症状が現れます。そうなると多くの場合抜歯という選択をとることになります。


今回歯科専門雑誌にこの歯根破折について掲載されていたので、ご紹介させていただきます。(歯界展望 vol.127 No.6 2016)

これは複数の歯科医院のドクターが集まり、症例を集めて検討した結果を発表したものです。

特に興味深かったのが、歯根破折がよく起こる歯、年齢、部位でした。
まず歯ですが、調べた歯409本中394本(98%)が無髄歯でした。無髄歯とは、むし歯などで「神経を取った歯」という意味です。神経を取った歯は歯の中に血管と神経がなくなるので、水分の供給が途絶え、神経のある歯に比べて折れやすいということです。

そして、年齢。60代、50代、70代の順に歯根破折を起こした人が多かったようです。これはそれぞれの医院に来ている年齢層にもよるとは思われますが、ますだ歯科医院での日々の診療でも同様に感じる結果でした。

最後に、部位は下の第一大臼歯(6歳臼歯ともいいます)。上の第二大臼歯でした。特に第一大臼歯は6歳からずっと使用していて、力を入れるときに嚙みしめる部位です。むし歯にもなりやすい部位です。この第一大臼歯の神経を取ってしまうと、長い年月の後に割れてしまうようです。

「歯根破折」の怖いのは、一度破折してしまうと最終的には抜歯を選択せざるをえない場合がほとんどということです。

このグラフが示しているのは、ある医院の抜歯した歯の理由別本数です。
一番多いのは「智歯抜歯(親知らずの抜歯)」です。そして次に多いのがこの「歯周病」、そしてその次がこの「歯根破折」です。
歯を失う理由は「むし歯」が多いのではないのです。

次のグラフが示しているのは、定期的にメインテナンスを受けている方と、痛い時だけ来られた方の抜歯理由の割合を比較したものです。特に注目していただきたいのは紫色の「歯根破折」の部分ですが、メインテナンスを定期的に受けていてもなかなか防げない、守れないのが歯根破折ということがわかります。

このような結果から思うことは、やはり神経はできるだけ残した方が良いということです。

残念ながらむし歯が深く、痛みがある場合はやむなく神経を取りますが、当院ではできるだけ残したいという気持ちで治療させていただいています。


「ファイバーコアとは?」

むし歯により歯が大きく失われてしまった場合に神経を取る処置を行い、歯の根の中に土台を入れてその上に被せをかぶせる方法をとります。その時にどのような土台を入れるのかによっても歯根破折の予防をすることができます。



従来であれば「メタルコア」という金属の土台を入れるのが保険診療の主流でしたが「ファイバーポスト」という材料とレジン(樹脂)を使用して作成した土台の方が後々の歯根破折を防げる可能性が高いという研究結果が出ています。



つまり、メタルコアと比較してファイバーコアの方が約80%歯根破折の危険性を下げる可能性があるということを示しています。

しかしながら、歯はひとそれぞれで条件も異なるので必ず防げるわけではありませんし、もともと条件の悪い歯にファイバーポストを入れても結果的には破折することもあります。

当院では患者様のそれぞれの歯の状態に合わせて、治療内容を提案させていただいております。


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