サージカルパックとは、歯肉の包帯のような役割のものです。歯周包帯とも呼ばれています。 ますだ歯科では、このサージカルパックを歯周治療の中のSRP(スケーリング&ルートプレーニング)の後に患者様の歯肉に付けています。 このサージカルパックをすることで、歯肉の痛みを軽減し、出血の予防を行っています。また、サージカルパックをする前に、神経のある歯には知覚過敏用の薬を塗布し、処置後の一時的な知覚過敏症状をダブルで予防し保護しています。 ![]() 通常は、歯周外科処置などの歯肉を切って開いて行う処置の後に使用するものですが、麻酔をしてのSRPでは歯周ポケットの深い部分の歯石を除去しますので、麻酔が切れた後歯肉に触れると痛みを感じることがあります。しかし、この歯肉の包帯をすることで、痛み無くお食事をすることができます。 このサージカルパックは1週間後に除去のためにご来院いただいております。この予約はサージカルパックの除去と歯肉の治癒具合の確認のみですので、ほとんどお待たせすることのないように配慮しております。 サージカルパック自体には保険点数はありませんが、処置後の患者様の日常生活にできるだけ支障をきたさないようにとの思いからさせていただいております。 ![]() SRP後にサージカルパックを付けたところです。 自然に取れてしまう分には構いませんが、無理に剥がすことはお控えください。
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長年サージカルパックを使用しておりましたが、歯周組織再生材料である「リグロス」塗布の際にはユージノール系であるサージカルパックが使用できないため、「コーパック」を導入いたしました。 サージカルパックと比べて、匂いや刺激が少なめな印象です。
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サージカルパック、コーパックの除去の仕方もアップしてみました。 鎌形スケーラーの背を使うと、一塊で取れて効率が良いです。
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